社員インタビュー

電気部 Kさん

  • 2025年4月7日

今回の社員インタビューはエンジニアリング事業部 電気部のKさんに、技術や知識を学んでいくうえで大切だと思うことや、今後挑戦してみたいことなどをお聞きしました。

(※内容は取材当時のものです。)


――Kさんの担当業務を教えてください。

エンジニアリング事業部 電気部に所属しています。

空調設備の工事に伴う電気工事などをしています。

――Kさんはずっと電気工事の仕事をやってこられたんですか?

そうですね。40年くらいやっています。もうこれしかできないですね。

――電気の工事をしようと思った、初めのきっかけは何だったんですか。

実は電気工事の仕事の前に、家電関係の営業の仕事をしていました。
当時は電気の知識が全く無くて、商材であるエアコンの電源の「単相」「三相」っていうのも分からなかったんです。

それでお客さんの前で恥ずかしい思いをしたことがあって、悔しくて、これでは良くないなと思いました。
それがきっかけで興味を持って、電気工事の道に進みました。

――悔しさをバネに燃えるタイプなんですね。

燃えるタイプかどうか分からないけど……(笑)
気になってしまったら、流せないタイプなのかも知れないですね。


――この仕事の大変なところはどんなところですか。

やっぱり現場の仕事ってのは、いわゆる3K、「キツイ・汚い・危険」なところがあるのが現実なんですよ。
真夏の天井裏での作業とか、粉塵の多い場所での作業とか、そういうのもありますし。

あんまりこういうこと言うと良くないか(笑)

――確かに……でも実際はそうなんですよね。

うん。まあでも、防じん服とか保護ゴーグルとかを身に着けたりすれば克服できることじゃないかなと思います。
それに、毎日がそんな現場ってことではないからね(笑)
時にはそういう現場もあって、仕事を選ぶわけにもいかないから大変だなと思うこともあるってことです。

――身を守るためにはルールを守ることも大事ですよね。

うんうん。私が若い頃は、何が危険かとか誰も教えてくれなかったよ。
最近は現場の細かいルールが沢山あるけど全部、自分の為のものだからな。

守ってくべきだと思うな。

――大変な一方で、やりがいや面白みを感じることはありますか?

例えば新築工事で建物が完成して、無事に受電したときは嬉しいですね。
打ち上げにでもいきたくなりますね。

――仕事をしていて、我ながら良くやったなと思うときはどんなときですか。

作業がスムーズに進んで、予定より少ない人手で終われたときは嬉しいですね。

――仕事をするうえで心掛けていることはどんなことですか?

安全のための確実な施工を心掛けています。
電線の差し込みが甘くないかとか、ネジの締めが甘くて緩んでいないかとか。
電気設備技術基準に定められていることは当然守るとして、そこにいちいち載っていないような、作業一つひとつにおける細かい注意点をしっかり守るように心掛けています。


――この仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?

この仕事はやる気さえあれば誰でもできると思いますよ。
ただし、サラリーマン根性でいては大成はしないかも知れないですね。
目先の損得に拘っていると、他人が3年でできることを自分は5年かかってしまうかもしれない。
例えば自分の時間とか、何か多少の犠牲を払ってでも仕事や目標をやり遂げるっていう気概が持てないと、人より抜きんでることはできないかなと思います。

――なるほど。では技術や知識を学んでいくうえで大切だと思うことは何ですか?

これは自分を振り返ってみたときの後悔とも言えるんですが……
この仕事は「広く浅く」ではダメだと思うんです。
電気工事の中でも計装だとか通信だとか、得意な分野や興味のある分野を見つけてもっと深めることも必要だったなと、自分のこれまでを振り返ると、そう思ってしまうんですよね。
オールラウンドに何でもできるかも知れないけど、抜きんでた何かを持っているかというと、そうじゃないなと。
だから若い人には現場での経験で、体で覚えることも大切ですが、知識を身に着けることで体系的に技術を理解していくことも大切にしてほしいと思います。

――きっとKさんも確かな技術をお持ちだと思うのですが、 ご自身の気持ちとしては、特化した分野を習得しておけばよかったと思われてるんですね。

そうなんだよなあ。何かやり残したような気がして。
専門分野に強い人に任せざるを得ない場面があると、自分もひとつ強い分野を作っておけばよかったと思ってしまいますね。

――「知らないことが悔しい」という貪欲さをずっと持ち続けていらっしゃることがすごいと思います。今後、挑戦してみたいことなどはありますか。

省エネに関して色んなことを覚えてみたいですね。
「LEDにすれば電気代が〇%減りますよ」というような漠然とした提案は誰でもできるじゃないですか。
ましてや私たちのお客様は企業ですから、「全部LEDにしよう」とか「全部インバーターつけよう」とか、そういう闇雲な話は通じないじゃないですか。
どれだけの初期投資が必要で、回収期間がどれくらいかかるのか、そういった具体的な説明ができるようになれば説得力のある提案ができると思うんですよね。
そういう知識を持ちたいなと。

――Kさんが思う、仕事ができる人ってどんな人ですか?

普段は人目に触れない箇所の配線など、細かいところでも手を抜かない人ですね。
あとは作業場所に限らず掃除や後片付けが良くできる人をみると、他の仕事もキッチリやってるんだろうなと思います。


――Kさんご自身のことも聞かせてください。好きなことや趣味などはありますか。

将棋を指すのが好きですね。今は相手がいなくてあまりやらないけども。
羽生名人の大ファンだったんですよ。対局があれば泊りがけで観にいったりもしてましたね。

――将棋の番組などは観るんですか?

日曜日にやってるNHK杯はよく観ますね。
あとはこれといった趣味は無いですね。

――ありがとうございます。最後に、座右の銘を教えてください。

「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」です。
そういう気持ちを持ち続けていたいなと思います。


Kさん、ありがとうございました!

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