社員インタビュー

リニューアル部 茅野さん

  • 2020年11月11日

今回の社員インタビューはファシリティ事業部 リニューアル部の茅野さん。

新潟県北蒲原郡 聖籠町にある聖籠町立図書館の空調設備工事を担当した際のお話を中心に伺いました。

聖籠町立図書館は「2015年度グッドデザイン賞」 「第32回 日本図書館協会建築賞」 「第17回公共建築賞・優秀賞」など、数々の賞を受賞しています。


――茅野さんはどういったお仕事をされていますか。

リニューアル部にて機械設備工事の施工管理を行っています。最近は自分の担当する工事だけでなく、部内のサポートをすることも増えています。

――若い人に大きな工事を任せて、サポートに回ることが多いですか?

そうですね。それと私自身も更に上の世代の方からの業務の引き継ぎを進めています。

――聖籠町立図書館の工事内容について教えてください。

新築工事における空調設備の工事を担当しました。

――平屋建ての広々とした建物ですね。空調機は何台くらい設置したんですか?

ガスヒートポンプの室外機17台、室内機43台、全熱交換器16台、送風機25台と、一部に床暖房設備を導入しました。

――かなりデザインにこだわっている建物ですね。

はい、この施設は公共建築賞など、多くの賞を受賞しています。
デザインを重視し、付帯する設備を目立たせない設計になっていて、例えば閲覧室の冷暖房は床に吹き出し口がついています。

閲覧室の様子

――床から出る冷暖房は他ではあまり見かけないですよね。

映画館などでは椅子の下から出るものがありますが、あまり一般的ではないと思います。
私も初めての経験だったので、設計事務所様と協議を重ねました。

――他に苦労した点はありますか?

設計の都合上、空調機を設置する機械室のスペースが限られていた点です。

騒音に気を使う図書館ということもあり、風の音を軽減するための消音ボックスも併せて設置しましたが、スペースに収めるのが大変でした。

▲機械室の様子。スペースに限りがあるため空調機を架台上に設置し、空いた空間に消音ボックスを設置した。

――高いデザイン性の裏側には多くの工夫や努力があるんですね。

苦労はありましたが、賞を貰えるような良い建物が出来て良かったです。

こういった設計の建物に携れたことは、貴重な経験になりました。

――茅野さんのお仕事についてもお聞きします。この仕事をする上で大切にしていることはありますか。

お客様に喜んでもらえなければ意味がありませんから、予算や工期などに限りがあるなかで、どうすればお客様に喜んでいただき、継続してお声掛けいただけるような良い工事が出来るかを考えて業務に取り組んでいます。

――この仕事のやりがいや面白さはなんですか。

大変なことも多いですが、建物が完成した時の達成感はなによりのやりがいです。

――今後の目標や、挑戦してみたいことはありますか。

私自身が頑張るのも勿論ですが、今後は若い人の育成にも力を注いでいきたいと考えています。

――若い人たちにはどうなっていってほしいですか。

考えや意見を言い合えて、困った時は助け合い、協力できるようになってほしいです。

最近は部署内も良い雰囲気になっています。意見交換や情報共有の場も設けていますので、このまま良い環境を継続していけたらと思います。

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