経営管理部 Hさん
- 2024年6月10日
今回の社員インタビューは経営管理部のHさん。
担当している業務のことや、仕事をするうえで心掛けていることなどをお聞きしました。
(※内容は取材当時のものです。)
――Hさんの担当業務について教えてください。
経営管理部でPCやスマホ等のIT関連機器の管理・サポートと、自社ウェブサイトの管理・コンテンツ制作などを担当しています。
――入社して何年になりますか。
約3年半です。
――IT関連機器の管理・サポートとは具体的にどんなことをしていますか。
「添付ファイルが開けないよ~」「リモート会議の音が聞こえないよ~」といった使い方の問合せから「最近、勝手にパソコンがシャットダウンするんだけど……」といった不具合の対処まで、いわゆる社内ヘルプデスク業務を行なっています。
そのほか、パソコンや社用スマホの貸与・買い替え時のキッティング作業、在庫管理、全体会議のリモート環境設営など、ITに関わる様々なことを行なっています。
――ヘルプデスク業務の大変なところはどんなところですか?
突然アプリが終了したりパソコンがシャットダウンしたりするなど、エラーメッセージを吐いてくれない不具合にあたったときが大変です。
後者は通称「KP41病」と呼ばれていて、これまでに1回だけ遭遇したことがあります。
「予期しないシャットダウンがあった」というログしか残らないので、考え得る仮説を1つずつ検証して、再発しないかしばらく様子を見て、を繰り返すことになります。
対応策を講じた1週間後に「また勝手に落ちました(直っていませんでした)」と報告を受けたときはショックで頭を抱えました。1週間再発しなかったらもう勝ちだと思ってしまいますよね……
――大変なところがある一方で、良いところはどんなところですか?
「助かった」と言って貰えると嬉しいですし、リスペクトを持って接してくれる人が多く、「それが仕事なんだから対応してくれて当たり前でしょ」という態度の人がいないので、やりがいがあります。
あとは不具合の対処が上手くいって、忙しく働いている人の時間のロスを軽減できたときにこの仕事の価値を感じます。
――IT関連業務に関して今後の目標はありますか?
これまで専門的な教育を受けてきたわけでもなく業務経験があるわけでもないことがコンプレックスとしてあります。
この仕事をしているだけでも色々なトラブルにぶつかるので勉強にはなるのですが、資格試験を受けるなどして体系的な知識を身に付けて、業務に活かしていけたらと考えています。
――自社のウェブサイトに関してはどんなことをしていますか。
社員インタビューや施工事例、ブログ記事を作っているほか、最近はたまに動画の制作もしています。
――これまでに経験はあったのでしょうか。
文章のライティングも動画制作もこの会社に入るまでやったことはなくて、勉強しながら何とかやっています。
ライティングは今も本職の方々には到底及ばないですが、ときに上司からフィードバックを貰うなどして、入社当時に比べればそこそこ力がついたと思います。
他社メディアに掲載するためのちょっとした文章や社内向けドキュメントの校正・リライトを頼まれることも増えてきました。
動画制作は始めたばかりということもあって苦戦しているので、まずは効率向上のためにアプリの操作を勉強しないといけないなと思います。
――コンテンツ制作について大変なところはどんなところですか。
なにを作って発信すれば良いのか、企画の立案に常に悩んでいます。
入社当時はこの仕事について、他社でやっていることを真似したり、よくある「ウェブマーケティング術」みたいなものを真似して実践してみればいいんでしょ、と高を括っていました。
ですが実際は、同じ業務内容・規模の会社でそのまま真似できるようなマーケティング事例はほとんど見つかりません。
ネットや書籍に載っているノウハウは的確な情報だとは思うのですが、それを自社に当てはめるのが難しいです。
「集客するには、みんなに読まれるブログ記事を書くといいです!」みたいな、そりゃそうだろうけど、そうするためにはどうしたらいいのよ……と。
そこを突き詰めようとすると、営業や経営の話に立ち返って戦略立てをしないといけなくなります。
結局、良い企画を立てるには会社の業務の理解を深めなければいけなくて、まずは会社の仕事のなかでお客様に近い部分である営業や工事の現場を肌で知らないことには始まらないというか、話を聞いたり机に向かって考えたりするだけでは良いものは作れないと痛感しています。
もっと現場に出向く機会を作らないといけないなと思います。
――動画ってどんなものを作っているんですか?
まだ数は少ないですが、新潟工業高校で行なった「出前PR講座」の様子を撮影した動画と、最近は工事の一連の流れを追った施工事例動画も作りました。
施工事例動画の一発目であるこの動画は「とにかく現場に行って撮影して何か作ってみよう!」という出たとこ勝負で制作しました。
取り留めのない内容になっている感じもありますが、普段ひとの目に触れない現場の雰囲気が伝わって、誰かの参考になってくれれば良いなと思います。
――いまの仕事に就いたきっかけは何ですか?
25歳くらいのときに初めてオフィスワークの仕事に就いたのですが、そのときにPCスキルがやたら重宝がられたんです。
それまでIT関係の仕事って学校で技能を身に付けた人がやるもので自分には無縁だと思っていたのですが、私くらいのレベルの知識や経験でも意外と周りの役に立てるのではと思い始めました。
それに私はあまり仕事が上手な方ではないので、みんなは苦手としているけど自分は得意だということをやるほうが、自分の為にも社会の為にも良いんじゃないかと考えてIT企業に飛び込みました。
結局そのIT企業の仕事は一年も持たずにギブアップしたのですが、そのときにちょうど社内IT担当を募集していた研冷工業に拾ってもらえて、なんとか毎日温かいごはんを食べられています。
――研冷工業を選んだ理由は?
職にあぶれて困っていたところだったので選り好みしたわけではありませんが……
私は既にIT環境が整っている会社よりも、これから発展させていく段階のこの会社のほうが、伸びしろが大きい分やりがいが持てますし、経験も積めて良いと思っています。
――仕事をするうえで心掛けていることは何ですか。
たとえば業務効率化のために色々なツールや環境を整備しても使ってもらえなければ意味がないので、特にパソコンが苦手な人が更に苦手になってしまわないように、困ったときに助けを求めてもらいやすい雰囲気を持っていないといけないなと思います。
最近は制作業務の比率が増えて心の余裕がないときがたまにあるので、気を付けたいと思います。
――この仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
検索してもすぐに答えがでてこないパソコンの不具合を、ひとつずつ原因を推定してその場でスッキリ解決できたときは気持ちがいいですね。
コンテンツ制作に関しては、自分の発案で動いて作ったページがきっかけで問い合わせや受注に繋がったときは嬉しいです。面白いな~やってみるもんだな~と思います。
――今後の目標を教えてください。
現在サイトのリニューアルを進めているので無事に完成させられるように頑張ります。
完成したら、いままでちゃんとやっていなかったアクセス解析などをしっかりやって、企画立案に役立てていけたらと思います。
――今後挑戦してみたいことはありますか。
Raspberry Piを使った電子工作が以前から気になっています。
まずは自分の家で日曜大工的に始めてみて、いつか会社の仕事で役立てられたら面白いんじゃないかと思います。いつ始められるか見通しは立っていませんが……
――休日の趣味などはありますか?
これといった趣味が無いですが、最近なんだか疲れやすくなった気がしていて、もともと体力にも自信が無いので体力づくりを始めました。
今のところ3日坊主になって再開しての繰り返しで上手くいってませんが、なんとか習慣付けていきたいところです。
あと、そもそも疲れないようにしたいので、食と栄養について色々調べてみようかなと考えています!
――最後に座右の銘を教えてください。
「人間万事塞翁が馬」です。
幸と思った出来事が後に不幸な出来事を招いたり、不幸と思った出来事が良い出来事を招いたりすることがある、ということわざです。
いちいち一喜一憂するなという教訓だと私は捉えているのですが、失敗したな……と後悔することがあったときに「一憂」しないようにしています。
「一喜」して調子に乗ってしまうことはままあるので、そこもこの言葉に学んで身を引き締めなければと思いますがなかなか難しいですね。
ここまでご覧いただきありがとうございます!