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コロナ休業の営業再開に向けて!空調、水回り、ガス機器のチェック項目
- 2021年9月27日
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、長期休業されていた飲食店様が営業再開する際の、空調・水回り・ガス機器のチェック項目についてまとめました。
①空調機器
- 空調機器を長期間使用せずにいると、フォルター等にカビが発生する場合があります。
前もってフィルターの清掃・洗浄を行い、数日前に試運転を行って、臭いがしないかチェックをしておきましょう。 - 建物のブレーカーを落としていた場合、業務用空調機のコンプレッサーの準備が整うまで、ブレーカーを上げて通電させてから12時間ほどの時間が必要です。
ブレーカーを上げてすぐに電源を入れると故障の原因になりますのでご注意ください。 - 業務用冷凍冷蔵庫も空調同様に、ブレーカーを上げてから電源を入れるまで12時間ほどの時間が必要です。
電源を入れたら食品を入れる前に、正常に稼働しているか、臭いがしないかなどをチェックしておきましょう。
②水回り
- ・水道を長時間使用していない場合、水道管の鉄サビにより水がサビ臭くなる場合があります。
通常はしばらく水を流せば問題はなくなります。 - 排水口に水を流さないでいると、排水トラップの水がなくなり、悪臭や害虫が発生する場合があります。
事前に蓋をしておく、定期的に水を流すなどの対策が必要ですが、事後の場合は清掃して水を流してください。
床に排水溝等がある場合も、残っていた汚れに害虫が発生する場合があるためよく確認して清掃しましょう。 - 食洗機や茹で機などの水を使用する機器は良く清掃し、試運転してください。
ガスや給水の元栓を締めていた場合は開けてから使用しましょう。
②ガス機器
- ガス機器を長期間使用していなかった際に、換気や排気などを十分に確認しなかったために思わぬ事故が発生する場合があります。
使用再開の際にはガス業者に連絡し、換気やダンパーの状態を確認してください。- しばらく使用していなかった部屋に入った際にガスの臭いを感じる場合はガス漏れが疑われるので、火気を消し、電気機器には触れずに窓や戸を空けて換気しましょう。
▼飲食店等の営業を再開するときはガス機器の使用手順や設備の確認を行ってください|高圧ガス保安協会
- しばらく使用していなかった部屋に入った際にガスの臭いを感じる場合はガス漏れが疑われるので、火気を消し、電気機器には触れずに窓や戸を空けて換気しましょう。
- コロナ対策でビニールカーテン等を設置した場合に、ガス機器周りの換気が不十分になり、不完全燃焼を起こす場合があります。ガス機器の使用を再開する前に給気・排気が確保されているか確認しましょう。
また、ビニールカーテンが火元に近すぎる場合は火災にも注意が必要です。
他にも店内の清掃やお客様への案内など、営業再開にあたってはやるべきことがたくさんあるかと思います。大変な状況下ではありますが、十分に準備をして安全・快適なお店でお客様をお迎えしましょう。