社員インタビュー

技術部 Sさん

  • 2023年2月15日

今回の社員インタビューはエンジニアリング事業部 技術部のSさんに、担当している業務、入社当時のエピソード、技術部や会社の良いところなどをお聞きしました。

(※内容は取材当時のものです。)
(※部署の呼称のみ2024年7月現在のものに変更しています。)


――Sさんはどういったお仕事をされていますか。

技術部で機械設備の保守メンテナンス、故障の際の緊急対応や修理を行っています。

――小工事の施工管理もされていますよね。

そうですね。とはいえ、先輩方と比べるとまだ件数は多くないです。

――入社してどれくらい経ちましたか?

1年9カ月になります。

――Sさんは未経験で入社されましたが、この仕事を選んだ理由は何ですか。

機械いじりが好きで、以前は工場で機械のオペレータをしたり、自動車の整備士をしたりしていました。

転職するときに、また機械に携わる仕事をしたいと思い、研冷工業に入社しました。

――実際に働いてみてどうですか。入社前のイメージとのギャップはありましたか。

ギャップはあまり無いです。

強いて言えば、こんなに沢山の見積書を作る仕事だとは思っていなかったですね。

――技術部の仕事は個人の裁量が比較的大きいですよね。

そうですね。お客様から直接ご連絡をいただき、現場に伺い、見積りを作ってお客様にご提案する、この一連の流れが担当者個人で完結することが多いです。

お客様との距離が近く、それだけ責任も大きいですが自由度の高い仕事です。

――初めはどのように先輩から業務を教わりましたか。

先輩の現場に同行させてもらって、作業しているところを間近で見させてもらったり、実際に機械に触れてみたりして、機械の仕組みや作業の基本的な流れを教わりました。

――同行して色々な現場を回るなかで、「この作業、他の現場でもやった作業だ!」といったような場面はありましたか?

似たような不具合への対応が続いたことがありました。
機械の種類によって、あるいは機械のメーカーによって壊れやすい部品があったり、前例の多い症状があったりすることを学べました。

――今も先輩に同行して勉強することは多いですか?

教わるための同行は少なくなりました。
人手が必要な現場に助っ人として同行することのほうが増えてきましたね。

――もうすっかり戦力になられていますね!

保守の担当を持たせてもらったり、自分の担当ではない現場にもヘルプで入って修理の見積りを作ったり、できることが増えている実感はあります。
お客様へのプラスアルファの提案も少しずつできるようになってきたと思います。

――プラスアルファの提案というと?

例えば、お客様に修理の説明をする際の「部品Aを交換すればこの症状は直りますが、部品Bも近いうちに壊れてしまうと思います。一緒に交換したほうが良いですよ。」というような、先を読んだ提案が少しずつできるようになってきたと感じます。

――現場で学ぶほかに、研修や講習は受けられましたか。

入社してすぐの頃に、テクノスクールが行なっている配管設備についての基礎講座を受講しました。

――どういった内容でしたか。

配管材の種類や寸法、その用途についてなど、基礎的なことを学びました。
座学だけでなく、鉄管をねじ切って接合したり、銅管を溶接で接合したりする実習もあって勉強になりました。

――これなら任せておけ!という仕事はありますか。

うーーん……冷媒フロン回収は、今は私が一番多くやっているかも知れません。(笑)

――フロン回収はどんなときに行う作業なのでしょうか。

業務用のエアコンや冷凍冷蔵機器には冷媒にフロンが使用されており、機器を破棄する際には必ず回収・破壊を行わなければいけません。
「フロン排出抑制法」という法律で義務付けられています。

産廃処理業者のお客様や厨房機器メーカーのお客様からご依頼をいただくことが多いです。

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――ガス回収の作業は大変ですか?

責任の伴う仕事であり、たとえ数十グラムのガスでも見逃せません。

作業自体も危険を伴うので、慣れていても油断せずに、手順通りにしっかりと行わなければなりません。

――これまでの現場で、ピンチに見舞われたエピソードはありますか。

入社してすぐの頃に、ある倉庫の給水配管の修理に行ったのですが、塩ビ配管を繋ぎ合わせる作業をしていたときに、うっかり触ってしまったボールバルブが緩んでしまい、水が止まらなくなってしまいました。

パイプレンチで増し締めすればいいだけなので、今だったら簡単に止められますが、当時はどうしたらいいか分からず、とても焦りました。

――最終的にどうやって対処したのでしょうか。

上司に電話したら駆け付けてくれました。
両手にパイプレンチを持って現れて、めっちゃ格好良く見えました。(笑)

――そのときSさんはパイプレンチは持っていなかったんですか?

そのときは持っていませんでした。

厳密にいうと、先輩のお下がりの工具を大量に譲り受けていて、一旦倉庫に仕舞っていたんです。
その中には有ったのですが……

――工具が一気に揃った反面、まだ種類を把握しきれていなかったんですね。

そうですね。当時は何が入っているか分からなくて、整理しながら持ち出して使っていました。
その一件が終わってから、すぐにパイプレンチを車に積みました。

――この仕事でしか味わえないような体験って何かありますか?

冷却塔や室外機などを見るために建物の屋上に上がることがあるのですが、大きな建物になると景色がすごく良いんですよ。
ホテルやインフラ施設の屋上など、この仕事でしか中々入れない場所もあるので貴重な体験です。

――仕事をするうえで心掛けていることはありますか。

現場での作業や工事が終わったら、やる前よりも綺麗にしてお客様にお渡しできるように心掛けています。

――Sさんから見て、技術部はどんな雰囲気ですか?

先輩たちはとても相談しやすく、快く仕事を教えてくれますし、やる気を評価してくれます。

仕事は忙しい事が多いですが、みんなで臨機応変に助け合えるチームワークがある部署です。

――その勢いで研冷工業の良いところも聞かせてください!

部署間の壁が無く、相談し合える雰囲気があるところですね。
会社によっては、隣の部署が何をしているのかよく分からないなんてこともありますから。

工事に関する分からないことを設備部に相談したり、見積りを作るときに営業担当に相談したり、事務的なことを管理部に相談したりすることが、必要なときにすぐにできます。

――仕事における今後の目標は何ですか。

まだまだ分からないことが多いので、技術や知識をつけていきたいです。

分かりやすい指針となるのが資格取得だと思うので、色々な資格試験に挑戦していきたいです。

ただ、30代半ばになって、勉強していてもなかなか頭に入ってこなくなってきました。
勉強は嫌いではないんですけど、活字が辛くなってきましたね。

――先日、資格試験を受けられてましたよね。何の試験を受けられましたか?

11月に第三種冷凍機械責任者の試験と、2級管工事施工管理士の実地試験を受験しました。

――Sさんご自身のことも聞かせてください。休日はどう過ごされていますか。趣味などはありますか?

昔は山登りを趣味にしていたんですが、最近はなかなか行けてないですね。

休日は飼っている猫を撫でて癒されています。

――猫を飼われているんですね!名前を聞いてもいいですか?

2匹飼っているんですよ。「そら」と「めい」です。

ソラさん(左)とメイさん(右)。爆カワイイ。

――最後に、座右の銘を教えてください。

そうですね……「日進月歩」でお願いします。

なんというか、生きている限りは日々前進して、新しいものを吸収して生きていきたいです。


Sさん、ありがとうございました!

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